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渡せる改革  三宅泰世のBlog

ビジネスモデル・イノベーション協会理事、大手通信グループ企業現役課長のフューチャーマッピングやビジネスモデル・キャンバス、ReadForActionを使った企業内イノベーション実践事例の紹介をしています。

企業で働く人へ「シンギュラリティ大学が教える飛躍する方法」

この本を読んで欲しい人
Airbnb,Uberとは一体何者なのか?
Uberは創業6年で企業価値が2兆円を超えた。
Airbndは創業6年で企業価値が2.4兆円を超えた。
特徴的なのは、
所有するというそれまでのビジネスモデルではなく、
利用する、共有するというビジネスモデルになっていること。
物質を用いて製品を作って運搬して、届ける。という人・もの・金・時間がかかったビジネスモデルは
情報をクラウドサービス、プラットフォームで共有して使う。
という、人・もの・金・時間をかけないビジネスモデル
に変わった。ということである。
 
ビジネスモデルの量子化
 
である。
 
ビジネスモデルの量子化が起こっている故、著者の
サリム・イスマル
ピーター・H・ディアマンティ
は、その仕組みをムーアの法則を持ち出してこの現象を説明している。
 
ビジネスモデルの量子化・・・
 
想像力を飛躍させなくてはならない。
 
量子化していくビジネスモデルを作り成長していく企業を「飛躍型企業」と呼んでいる。
 
「飛躍型企業」の特徴は
MPT:野心的な改革目標を掲げている事。それは、今達成していることではなく、これから達成しようと志していることである。
 
そして次は、外部環境の特徴である。
 
SCALE
S:オンデマンド型の人材調達
C:コミュニティとクラウド
L:外部資産の活用
E:エンゲージメント
である。
 
必要な時に必要な人財を集め、優しい独裁者の元、コミュニティを形成し、そのコミュニティはクラウド上に集う。取引のコスト時間を限りなく0にし、外部の資産を利用出来る様にする事、そして、コミュニティが協創出来る様にしていくこと。
である。
 
ここまで来ると、既存の20世紀に成功した企業形態というのは、まったく要をなさなくなっていくことが見えてくる。
 
そして、内部資源の特徴は
 
IDEAS
I:インターフェース
D:ダッシュボード
E:実験
A:自律型組織
S:ソーシャル技術
 
である。
 
いろいろな情報を集めることができ、それが一つの画面で一目で分かるように整理されていること。集まった情報から、アイディアやビジネスモデルをテストする体制があること。その体制が自律的に動くこと。メンバや組織間がソーシャルにつながっている事。
 
で、トップダウン型に比べて、非常に高速で集め企画し行動出来る事が特徴だ。
 
生き残る企業とは
それでは、20世紀型の企業が生き残るためにはどうしたらいいのか?
淘汰は避けられない。
一方、集まった優秀な頭脳と共に、組織内改革を起こし、新しいビジネスモデルを創出していく事に挑戦していく必要がある。
 
そのためには、
ボトムアップでアイディアを創り出し、適切に篩にかけていくことでトップダウン型の企業運営のスピードを上回ることができるし、繰り返すことによる組織学習で、社内の知恵を磨いてく、それ以外に生き残っていくすべは無いように思える。
 
企業を指数関数的に急成長させるには?
既存の企業文化と対立せず、企業内起業、イノベーションを起こしていく事が求められる。
イノベーションの進め方については、ハイス・ファン・ウルフェン著「START INNOVATION!」にも紹介があるが
 
  • 野心的な目標MTPを作る
  • 仲間を作る
  • チームを組織する
  • アイディアを出す
  • ビジネスモデル・キャンバスBMCを作る
  • 最小限の機能を備えた検証用のモデルMPVを作る
  • マーケティング・セールスを確立する。
  • SCALEとIDEASを実現する
  • 社内文化を創る
  • 定期的にチェックする
  • プラットフォームを構築・運用する。
である。
 
この本で得た事。
20世紀型の企業で残れるのは、インフラや設備を持たざるを得ない企業である。
21世紀型の企業は非物質的な企業となる。ビジネスが量子化していく事をイメージしながら、一気にビジネスモデルを作り動かしていく必要がある。
 
まさに、「エンジェル投資」の著者デビット・S・ローズが言っているとおり
 
「20世紀に成功するように設計された企業は、21世紀には破滅する運命にある。」
 
私たちは、変わらなくてはならないし、企業は変わらなくてはならない、変えていかなくてはならない。
 
そう感じている人に是非読んで欲しい。
 
働き方や
組織の形態
リーダシップまでもを大きくシフトしていく必要があることが分かるはずだ。
 

 

合わせて読んで欲しい本

ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉

 

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