渡せる改革  三宅泰世のBlog

ビジネスモデル・イノベーション協会理事、大手通信グループ企業現役課長のフューチャーマッピングやビジネスモデル・キャンバス、ReadForActionを使った企業内イノベーション実践事例の紹介をしています。

本当の仕事とは?「ジブリの哲学」

読んで欲しい人
本質的なところから仕事をしたい人
仕事と人生のつながりを考えたい人
ジブリのすばらしさの秘密を知りたい人
 
企画はいつでも半径3m以内にある。
生きるに値する美しいものはある。
 
随所にすてきな言葉が現れる
そんな仕事と生き方について書かれた本である。
 
なぜジブリの作品の主人公は女性が多いのか?
ジブリの願いであり祈りである。
 
女性の時代が来る。(であろう。そうなって欲しい)
なぜならば、女性の時代は、平和だからだ。
 
「一人の少女が世界を救う物語」いつでも、ジブリは女性を大切にしている。
そして、魅力的なキャラクターがその女性を中心に物語りを綴っていく。
 
キャラクターの魅力が集まって、記憶に残る作品が出来上がっていくのである。
 
人と人との出会いそして時代への抵抗
ジブリはいつでも問題提起している。
文明化しすぎた世界で、人間回帰を呼びかける。
 
そんな作品作りの元となる反骨精神を貫くのに欠かせないのがパートナーである。
 
宮崎駿氏の世界を表現するのに欠かせないのがBMGを担当する久石譲氏である。
人間信頼の人であり、そして熱血漢であると評する。
 
そして、会社の規模についても述べている
 
「小さな会社で好きな事をやろう」と。
会社を大きくしていくと、ステークスホルダが増え
上場しようものなら、株主の都合で経営方針はどんどん変わる。
 
それは、ジブリではない。
部門も創らず、昔の古くさいスタイルで、どんどん仕事を進める。
 
「小さな会社で好きな事を徹底的にやる」
 
そして、宮崎駿氏は、自分は企画屋ではない。と言う。
とにかく現場を働かせるのが仕事だと言う。
 
「遅い!ぐず!のろま!」と現場を働かせる。
 
ジブリが応援する日本人そして働き方
その仕事の仕方の先にあるのは、心配性で自信がない日本人への応援だ。
 
庶民は生きる目的など持たず、受け身で目の前の仕事を一生懸命やっていくものだ。
 
仕事においては、みんなでそうするのがいいのだ。
中肉中背で豊かすぎず、貧しすぎずが良いのだ。と言う。
 
多くのサラリーマンが憧れた
 
宮本武蔵の生き様
 
「人間本来無一文」
「信ずるものは己のみ」
「われ事において後悔せず」
 
その姿勢には批判的の様だ。 
 
受け身で、目の前にある仕事をひたすらこなす。それが庶民
 
出会いの中で起こる事にどっぷり係わり、ひたすら夢中で仕事をしていく。
 
そんな仕事の仕方、姿勢が
深いところで人間としてずっと心の中で響くような
良い作品を創っていく事にとても大切なんだと教えてくれる。
 
人間として生きて
その中で
仕事とはどういうものなのか?
 
ということを考えさせられる一冊である。