渡せる改革  三宅泰世のBlog

ビジネスモデル・イノベーション協会理事、大手通信グループ企業現役課長のフューチャーマッピングやビジネスモデル・キャンバス、ReadForActionを使った企業内イノベーション実践事例の紹介をしています。

なぜ気づいたらDOUTORを選んでしまうのか?

三ノ輪の自家焙煎カフェ・バッハ
品川eCuteのSAZA COFFEE
新橋の宮越屋珈琲

そして、どこの駅にもあるDOUTOR
これが、僕が普段お世話になっている珈琲店。


ここでは、珈琲の味についての優劣は言及しないが
それぞれに、ビジネスモデルが違っており、その観察と分析を楽しんでいる。

DOUTORの珈琲は、どの店でもほぼ同じである。季節毎、微妙に味や風味は違うけど、本当に味の差異を極小化している。神業に思える。他店舗展開しているのに、何故、ブレンドの味がいつでも、どこの店でも、ほぼ一定なんだろう?何故なんだろう?とずっと不思議に思っていた。

その秘密がこの「なぜ気づいたらDOUTORを選んでしまうのか?」に明かされていた。
創業者の狂気に満ちた、徹底的な追求。厳しく、激しいトップダウンのリーダシップ、緻密なマネージメントのたまものである。

 

徹底的に、自分達で考えて創っていく。これは大変だろうと思う。狂気だし、宗教じみていく事は間違いない。

だけども、競合が参入し、細分化し、多様化し、変化の激しい喫茶業界で揺るぎない地位を築き、確保し、強化し、展開してくには、”普通”じゃいけない。狂気に満ちてないといけない。

ビジネスでも、個人でも、自らのブランドを築き、生き残っていくためには、避けちゃいけない、猛進すべき道だと思う。

豆の調達は、未だに調達担当が世界中を飛び回り、一本の木まで指定することもあるとか。

焙煎は、とにかく同じ味を求める。とにかく、数値化できないレベルまで、徹底的に追い求める。殆ど宗教。

 

カップ。始めは、一杯150円の珈琲に、ボーンチャイナを使っていたらしい。今でこそ、統一のカップだが、このカップも1mm単位、いや、それ以下で形を追い込んでいる。

フードは、もっとすごい。例えば、ホットドック。挟まるソーセージは手作り。あのプリッとした感触を創り出すために、社員自ら手で加工している。

何から何まで、社員自ら追求し、研究し、創り上げていのだ。そこで、大切な事が、創始者の精神が引き継がれていくのだ。

身体で感じて、みんなで考えて、みんなで創っていく。
ビジネスの、組織の限りない理想がドトール珈琲で具現化されている。

一読の価値ありの本である。

 

 

 

なぜ気づいたらドトールを選んでしまうのか?

なぜ気づいたらドトールを選んでしまうのか?