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渡せる改革  三宅泰世のBlog

ビジネスモデル・イノベーション協会理事、大手通信グループ企業現役課長のフューチャーマッピングやビジネスモデル・キャンバス、ReadForActionを使った企業内イノベーション実践事例の紹介をしています。

Tina Seelig 「In Genius 未来を発明するためにいまできること」で僕は救われた。

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イノベーター。
図らずとも、僕はイノベーターになってしまっていた。
 
なろうと思っていたわけじゃない。
ものすごく、社員の誰よりも、骨の髄まで会社に従順だっただけである。
 
  • ベースロード商品を作れ。
  • 世界を席捲しろ。
  • カニバリを解消しろ。
  • 営業経費0円。
  • シェアを奪え。
 
以上が課せられた命令だった。
 
1999年の特許発明が元となったその事業は安定的な収益を誇っている。
まだまだ、安定した収益は続く。
なぜなら、インフラに関わる商品で、プリンタのインクビジネスのような、消耗品ビジネス。そして、インフラ開発は先進国から後進国へとその需要が移っていくからだ。一度獲得した顧客はずーっとその商品を使う事になる。しかも、特許の期限が過ぎても、ブランドと資材の調達元、製造工程、品質管理は他社が簡単には模倣出来ない様になっている。
 
グレートビジネスモデルである。
 
世にあるイノベーションの指標やこの本にある指標を用いて
確率を計算してもこの事業が成功する確率は
10000分の1にもならない。
 
あえてはっきり言おう。超絶天才ゆえになせる神業であると。(笑
 
Tina Seeligの「未来を発明するためにいまできること」をもう、何度目だろう。この一週間で三回読んでいるか。
たしかに、イノベーターに求められることを、全部やっている。感じている。考えてきた。今もである。
姿勢も、イノベーターそのものである。
 
残念な事があるとすれば、
僕がイノベーションに成功するまでのプロセスは、
事故の後遺症による半廃人から半健常者になるプロセスと完全にダブってしまっている事だ。
 
挙げ句の果てに、
社内政治やそのダークサイドの存在を考慮していなかったゆえに、
組織面での、不名誉、不条理、理不尽な事全てを味わってきた。
 
イノベーションに成功したものの、僕の肉体はやはりボロボロ。
精神だって平成を保つ事にかなり苦慮してきた。
 
30代40代心身の養生にかなりの時間とお金を使ってきた。
 
イノベーションをいくつも実現するには、僕の後遺症をもち、頑健ではない肉体には無理がある。
 
組織のダークサイドからの攻撃は今も続く。
 
強烈な怒り、悲しみ、不満は今だって内包している。
Tinaはそれもよしとしている。
 
「意欲をかきたて、モチベーションを高めるためには、強烈な感情を利用する方法もあります。知的好奇心だけでなく、怒りや悲しみ、喜び、不満といった強い感情を推進力にしている芸術家や起業家は少なくありません。」
 
救われる。自分はこれでいいのだ。これまでもこれでよかったのだ。
 
Tinaの言葉は、素晴らしい。
この本のおかげで、自分自身はイノベーターであるとはっきりと宣言できる。
 
見失いかけていたアイデンティティを取り戻せた。
 
いま、手がけている事もイノベーションだ。
やれると思っている。たどり着けると信じている。そのビジョンは明確だ。
 
問題は、人の組織の嫉妬・妬みによる未来の破壊だ。可能性の破壊だ。創造性の破壊だ。
 
解決する方法は必ずある。
 
実物のTinaは愛と知恵の人だった。
素晴らしいエネルギーを発している。
 
マスターだ。
 
そう思った。
 

 

未来を発明するためにいまできること スタンフォード大学 集中講義II

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